
ポッシブルワールドは、研修や学びの場として活用されるオンラインゲームですが、プレイヤーが自由にルールを工夫することで、より新しい発見や楽しさを味わうことができます。
今回は、いつもとは違うプレイスタイルを試すことで得られる気づきや学びについて紹介します。
1. お金を持たないプレイスタイル
通常、ポッシブルワールドでは「お金を稼ぐ」ことが重要な要素の一つになります。
しかし、「お金を持たないルール」でプレイしてみるとどうなるでしょうか?
例えば、「お金を稼いでもすぐに手放す」「貯蓄を一切しない」といった制約を設けることで、
どのように他のプレイヤーと協力するのか?
お金以外の価値をどう見出すのか?
物事の優先順位がどのように変わるのか?
といった、新しい視点を得ることができます。お金に依存しない経済の仕組みが見えくるかも知れません
2. いつゲームが終わるかわからないモード
これは、P-Lab ではしばしば導入している方法です一般的なシミュレーションゲームは、ある程度の時間や目標が設定されていることが多いですが、「ゲーム終了のタイミングがわからないモード」を試すと、また違った緊張感や学びが生まれます。
例えば、
ゲームが突然終了する可能性があるとき、どのように行動を変えるか?
長期的な計画と短期的な利益のどちらを優先するか?
といった思考を試されることになります。
このスタイルでは、「突然の変化に適応する力」が鍛えられるだけでなく、リアルな経済や社会の不確実性についても深く考えさせられます。
3. 渋沢栄一ルール - プロジェクトをどれだけ動かせるか
「お金を持つこと」や「目標金額を達成すること」ではなく、「どれだけ社会的なプロジェクトを動かせるか」に焦点を当てるルールを導入してみるのも面白いです。(ラジオの中では「渋沢栄一ルール」と紹介しています)
例えば、
できるだけ多くのプロジェクトを立ち上げ、実行する
他のプレイヤーを巻き込み、協力を促進する
お金の有無にかかわらず価値を生み出すことに注力する
といったプレイスタイルを試すことで、「経済活動の本質」や「リーダーシップのあり方」について考える機会になります。
4. 競争ではなく自己成長をゴールにする
通常、ゲームでは「他のプレイヤーと競う」ことが目的になりがちですが、「競争ではなく、自分自身の成長を目標にする」というルールを設定するのも良いかもしれません。
例えば、
1回目のプレイで達成したことを記録し、2回目でそれを超えることを目指す
他者と比較するのではなく、自分のスキルアップを重視する
「どれだけの人と協力できたか」「どのような新しい視点を得たか」などを振り返る
といったルールを試すことで、ゲームをより深く楽しむことができます。
いつもと違うプレイスタイルから見えてくる新しい気づき
ポッシブルワールドは、ただのシミュレーションゲームではなく、プレイヤーの工夫次第で無限の可能性を秘めています。
今回紹介したような新しいプレイスタイルを試すことで、より深い学びや気づきを得ることができるでしょう。
「お金を持たないプレイ」「いつ終わるかわからないモード」「プロジェクトの数を競う」「自己成長をゴールにする」など、ぜひ実際に試してみてください!
そして、新しいプレイスタイルから生まれた気づきがあれば、ぜひシェアしてください。
一緒にポッシブルワールドをより楽しく、より学びの深いものにしていきましょう!
ポッシブルワールド・ゲームホストであり、株式会社ナガイマーケティング研究所の代表であるマーケティング✕組織開発コンサルタントの長井菜穂子さんを招いたラジオの中で、ポッシブルワールドの新しいプレイスタイルにについて語りました